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2023年11月17日

ダイバーシティ推進講演会「ダイバーシティを妨げる無意識のバイアスとは」を開催しました

 9月21日(木)に、京都大学名誉教授・京都大学複合原子力科学研究所 特任教授の裏出令子先生を招いて、CiRA所内向けにダイバーシティ推進講演会をオンライン開催しました。当日はおよそ80名のCiRA教職員が参加し、無意識のバイアスについての理解を深めました。

 冒頭、髙橋淳所長が挨拶を行い、今回の講演会の趣旨についてお話しました。CiRAでは「京都大学男女共同参画推進アクションプラン(2022年度~2027年度)」に基づき、女性教員の積極的な登用を推進しています。CiRAの研究力を維持・向上させるためには、女性登用だけでなく多様な価値観を認め、それらを受け入れる職場環境であることが重要です。日常に潜む「無意識のバイアス」に気づき、意識することで一人ひとりがイキイキと活躍できる研究所となることを目指して開催されました。

挨拶をする髙橋淳所長

 続いて、裏出先生から、「ダイバーシティを妨げる 無意識のバイアスとは」と題して、ダイバーシティーの中でも男女共同参画に関する視点からご講演いただきました。まず、そもそも無意識のバイアスとは一体何なのかについて、ご説明されました。ジェンダー、人種、宗教等について、誰もが無意識のバイアスを持っているけれど、持っていることに気づくことが困難なものであること、簡単に克服することができないものであることを紹介してくださいました。

 また、人材の採用・育成・登用に潜む無意識のバイアスについて、その克服方法についてもお話いただきました。国内外の研究や統計を示しながら、ジェンダーに基づく無意識のバイアスにより女性に対する無自覚の差別があることや、女性が自分自身を過小評価していることなどについて説明されました。女性が男性並みのキャリア形成を実現するためには、男女ともに無意識のバイアスに気づき、克服する努力が必要であることを強調されました。

講演をする裏出令子先生

 参加者からは、「思っていたよりも多くの場面にバイアスが潜んでいることに驚いた」「これまで感じていたモヤモヤ感が言語化されたスッキリ感があった」「自分自身も気を付けて、お互いの尊重を心掛けていきたいと改めて思いました」といった感想が寄せられました。

 当日の講演の様子はCiRAのYouTubeチャンネルでもご覧いただけます。

CiRAでは引き続き、こうした講演会などを開催し、ダイバーシティを推進してまいります。

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