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患者さん向け情報
For patients and their families
ALSの治験について
2022年4月15日現在の関連情報を元に回答しています。
CiRAのボスチニブを用いた筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治験に関するQ&Aです。
CiRAが関与しているALS治験には、どのようなものがありますか?
井上治久教授のグループが中心となり、ボスチニブを用いた医師主導治験の第1相治験を2019年3月から2021年9月まで実施しました。2022年4月に第2相治験を開始しました。
「筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者を対象としたボスチニブ第1相試験」
「筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者を対象としたボスチニブ第2相試験」
第2相試験の対象となるのはどのような患者さんですか?
第2相治験には何人くらいが参加するのですか?
全ての治験実施機関の合計で25人を予定しています。
第2相治験の期間はどのくらいですか?
1人の患者さんにつき、治験薬投与前の観察期間12週間、移行期間1週間、治験薬投与期間24週間とその後の経過観察期間4週間の合計41週間です。
すべての患者さんの観察期間が終了するのは2024年頃を予定しています。
通院や入院は必要ですか?
治験薬の投与が開始してから原則として約1週間は入院での経過観察が必要です。
それ以外の期間は定期的な外来通院が必要です。
第2相治験に参加する際の費用は、誰が負担するのですか?
治験薬は治験薬提供者(ファイザー社)から無償で提供されます。また、保険診療下での受診および検査の費用が必要になります。
一方、現在服用されているお薬や検査の費用などは通常の保険の対象となり、患者さんの自己負担が一部発生します。入院期間の費用についても、通常の入院と同様に、患者さんの医療保険が適応され自己負担が一部発生します。