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2024年10月2日

iPS細胞由来膵島細胞シート移植に関する治験について

 2024年10月2日(火)、京都大学医学部附属病院は、1型糖尿病患者さんを対象としたiPS細胞由来膵島細胞シートの安全性を確認するための医師主導治験を、2025年1月より開始すると発表しました。本治験では、膵島移植が適応となる患者さんを対象に、安全性および移植後の効果を評価します。

 詳細については、京都大学医学部附属病院のプレスリリースをご参照ください。

 今回の治験で使用されるiPS細胞由来膵島細胞(iPICs)は、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と武田薬品工業株式会社の共同研究により、CiRAの豊田太郎講師が主任研究者を務めたプロジェクトの一環として開発されました。現在、この技術はオリヅルセラピューティクス株式会社により引き継がれ、臨床応用に向けたさらなる開発が進められています。

 また、今回使用されるiPICsは、公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団が提供しているiPS細胞ストックを活用して作られています。

 豊田講師は「本件は、多くの方々の支援によるものです。この場を借りて、ヒトiPS細胞由来の膵島を臨床へ届ける研究の機会をいただきました、山中伸弥先生長船健二先生、そして本研究を支援してくださったすべての方々に心より感謝申し上げます。今後も引き続き研究を進め、成果を社会に還元できるよう尽力してまいります。」とコメントしています。

 CiRAでは、iPS細胞を活用した再生医療や細胞治療が、一日も早く実現することを目指し、今後も研究を推進してまいります。

これまでにCiRA豊田講師らのグループが発表した関連する研究成果
2015年2月5日
2017年8月9日
2020年2月14日
2022年4月7日
2022年4月15日
2023年2月27日
2024年4月12日
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