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2021年11月25日

iPS細胞×難病研究のマッチング事業の採択疾患を決定

 京都大学iPS細胞研究所(CiRA=サイラ)臨床応用研究部門の齋藤潤研究室では、iPS細胞を用いた難病研究を促進するため、iPS細胞研究者と難病研究者をマッチングし、共同研究をサポートする事業を行っています。

 患者さんから作成したiPS細胞は、培養皿の上で患者さんの病気を再現できることから、希少難治性疾患の研究に役立つと考えられています。しかし、iPS細胞の研究には様々なノウハウが必要であり、新規にiPS細胞の研究を始めるにはハードルがあります。

 そこで、希少難治性疾患研究者と、iPS細胞の活用実績が豊富な研究者とのマッチングを実施し、共同研究を推進する事業を開始いたしました。希少難治性疾患研究者から提案された症例、疾患遺伝子について、マッチング評価委員会がiPS細胞研究者とのマッチングを行います。マッチングを受けたiPS細胞研究者には単年度の研究費を再委託し、共同研究体制の構築を進めていただきます。

 2021年度の公募事業として、同年6月に解析依頼疾患の公募を実施いたしました。その後、iPS細胞研究者とのマッチング作業及び共同研究計画の審査が終了し、採択疾患が決定いたしましたのでお知らせいたします。本年度は27疾患のご応募をいただき、最終的に11疾患を採択しております。下記サイトよりご覧いただけます。

 今後は採択されたiPS細胞研究者に対して研究費が配分され、希少難治性疾患研究者との共同研究体制の構築を推進していただくこととなります。

 なお、本事業は、日本医療研究開発機構(AMED)の再生医療促進事業である再生医療実現拠点ネットワークプログラムより助成を受けて実施されています。

課題名 iPS細胞を用いた希少疾患の研究促進のための研究者マッチング
研究開発代表者 京都大学iPS細胞研究所・臨床応用研究部門・齋藤潤
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