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2024年11月25日

江藤浩之教授が代表を務めるNEDOの大型プログラムのキックオフ会議を開催しました

 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「経済安全保障重要技術育成プログラム/有事に備えた止血製剤製造技術の開発・実証」に採択された研究開発プロジェクト「汎用性の高い人工血小板の開発」のキックオフ会議が11月14日(木)にCiRAで開催されました。

 本プロジェクトは、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の江藤浩之教授が中心となり、キヤノン株式会社、佐竹マルチミクス株式会社、Minaris Regenerative Medicine株式会社、東京慈恵会医科大学、千葉大学、山梨大学、京都大学(CiRAおよび医学部附属病院)からなるグループが実施します。ほぼ全ての患者さんに拒絶反応なく輸血できるユニバーサルな血小板の開発のために必要な技術や生産プロセス、管理体制などを実現し、最終的にはヒトへの安全性や有効性などを確認する臨床試験の実施を目指しています。

CiRA研究棟での集合写真(2024年11月14日)

 キックオフ会議には、本プログラムに関わる経済産業省およびNEDOの関係者や研究開発プロジェクトを担当する各機関が集まり、事業の主旨について改めて認識を共有するとともに、今後の計画などについて話し合いました。

 冒頭、NEDOの林成和理事および内田和久プログラム・ディレクター(PD)(神戸大学大学院 科学技術イノベーション研究科)から挨拶があり本事業の意義や目線を合わせることの重要性などをお話になりました。続けて、NEDO担当者より本事業についての説明がありました。

林成和理事(NEDO)

内田和久PD(神戸大学大学院)

林成和理事(NEDO)

内田和久PD(神戸大学大学院)

 江藤教授は、研究開発プロジェクトの全体像を説明するなかで、人工血小板の社会実装実現に向けたチーム構成の理由や、実用化に向けての課題と開発タイムラインを示し、「今後、開発グループ内でより緊密に連携することで課題を解決したい」と抱負を語りました。

江藤浩之教授(CiRA)

 その後、プロジェクトに参画する各機関からの抱負表明と意見交換が行われ、製造開発現場2箇所の施設見学が行われました。次いで、経済産業省生物化学産業課の岩渕雄太課長補佐およびNEDOバイオ・材料部の金子和生部長から総括と終了の挨拶があり、キックオフが有意義であったとの評価を頂いた後、集合写真の撮影が行われました。

左から、岩渕雄太課長補佐(経済産業省)、金子和生部長(NEDO)、甲村長利ユニット長(NEDO)

岩渕雄太課長補佐(経済産業省)

金子和生部長(NEDO)

甲村長利ユニット長(NEDO)

 休憩を挟んだ後には、事務連絡が行われ、NEDOバイオ・材料部の甲村長利バイオマテリアルユニット長より
「一つの大きな船」として開発をすすめて行くことの重要性が再度示され、閉会となりました。

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