（左から）山本 拓也 准教授、山中 伸弥 所長、ウォルツェン・クヌート 准教授

第7回CiRA賞の表彰式を1月6日（月）に開催しました。

この賞は、当研究所における教育・研究や研究所の管理運営、社会貢献等の活動において業績が著しく顕著だと認められた教員を表彰することを目的として、京都大学の規程に基づき、iPS細胞研究基金を財源として、2014年に創設されました。

今回は、以下の２名の教員を表彰しました。
山本 拓也 准教授（未来生命科学研究部門）
ウォルツェン・クヌート 准教授（未来生命科学研究部門）

山本准教授は、体細胞初期化過程や多能性維持機構における分子基盤の解明に関する研究において、顕著な成果をあげるとともに、共同研究を通じて所内外の多くの研究に貢献したことが評価されました。

また、ウォルツェン准教授は遺伝子工学の分野における新しい技術の開発に大きく貢献し、加えて、そのゲノム編集技術を用いて多くの研究所メンバーと協働したことが評価されました。

同日にCiRAの年頭集会も行われました。2020年はCiRA設立10周年の節目にあたり、京都大学iPS細胞研究財団が本格的に活動を開始する年でもあります。山中伸弥所長は挨拶の中で、研究所と財団が協働し同じ目標へ向かっていく姿勢の大切さを述べ、「今年はぜひ『One CiRA』をキーワードに掲げ頑張ってほしい」と話しました。