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2025年1月22日

第7回CiRA奨励賞の表彰について

 2024年度CiRA奨励賞の表彰式を1月21日(火)に開催しました。ハイブリッド形式で行われ、主任研究者らが講堂に集まり、数十名のCiRA所員がオンラインで参加しました。

 この賞は、顕著な研究業績があった40歳未満のCiRA研究者を顕彰するものです。将来の学術研究を担う優秀な研究者を育成し、生命科学分野の発展に貢献することを目的に、iPS細胞研究基金を財源として2018年度に創設され、今年度は第7回となります。

 今回は下記の若手研究者が受賞しました。



  1. 臨床応用研究部門 齋藤潤研究室
    北川瑶子 特定助教

受賞理由:
北川助教は、ES細胞およびiPS細胞を用いて血球前駆細胞に至る分化過程の転写エピゲノム制御を網羅的に解析し、血球分化に必要な新規因子を同定する研究を行いました。この研究成果により血球分化の分子制御が明らかになり、今後iPS細胞を用いた血球分化の安定性や効率改善、さらにiPS細胞由来血球細胞をモデルとした疾患病態解析につながることが期待できます。この研究が高く評価されました。


 髙橋淳所長は、昨今の若手研究者を取り巻く環境を改善していく重要性について言及し、こうした状況で「将来ある若手研究者を表彰することができたことを嬉しく思います」と述べ、受賞者に賞状、トロフィー及び副賞を授与しました。

CiRAでは若手研究者の教育や人材育成にiPS細胞研究基金が活用されています。表彰式の後、北川助教が受賞理由となった研究成果について発表し、最後に今後の抱負を語るとともに、CiRAの研究環境や支援に対して感謝の意を表しました。

(左から)髙橋淳所長と北川瑶子特定助教

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