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2017年5月15日
【開催報告】浜松市内で市民対象シンポジウムを開催しました
4月8日(土)に、浜松労災病院と共催で静岡県浜松市内で市民を対象としたシンポジウム「iPS細胞の現在と未来」を開催しました。約1,000人が参加してくださいました。
今回は、浜松労災病院の開院50周年とヒトiPS細胞論文発表から10周年を記念して開催されました。
グランドホテル浜松のホールで開催されました。
シンポジウムでは、浜松労災病院の有井滋樹院長が肝臓移植治療の現状について講演されました。 次に、CiRA増殖分化機構研究部門の金子新准教授が、iPS細胞から作った免疫細胞の一種であるT細胞を用いたがん治療法開発を目指した研究の最新情報を伝えました。 最後に、CiRA所長の山中伸弥教授が、iPS細胞を用いた再生医療や創薬の現状について報告しました。
講演する山中所長
トークセッションでは、浜松医科大学の今野弘之学長が司会進行をされ、講演者3人が事前に参加者からいただいた質問を中心に討論を進めました。 最後に鈴木康友浜松市長から閉会のご挨拶を頂戴しました。
トークセッションに参加する有井院長、山中所長、金子准教授
トークセッションの司会をする今野学長
閉会の挨拶をする鈴木市長
会場の外に設置したiPS細胞に関するポスターを貼ったブースには多くの参加者が立ち寄ってくださり、 生命倫理からiPS細胞の安全性、臨床応用の現状についてなど、熱心にご質問をいただきました。
CiRAブース
浜松労災病院ブース
このシンポジウムの講演動画やトークセッションのテキストは、後日、CiRAホームページに掲載します。
CiRAは、一般の方々に研究活動の一端をご報告するために、市民を対象とするシンポジウムを毎年開催しております。来年度の企画に関する情報もCiRAホームページでご紹介します。