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2017年11月2日
京都大学iPS細胞研究基金 感謝の集い(大阪会場)を開催しました
秋深まる10月14日(土)、iPS細胞研究所にご寄付をくださった方々や、一般の方々に参加していただき、「京都大学iPS細胞研究基金講演会」と題して、大阪での感謝の集いを
関西テレビ放送との共催で開催いたしました。
会場は、関西テレビ放送本社1階の「なんでもアリーナ」を使わせていただきました。最初に山中伸弥所長から、参加者の方々にiPS細胞研究へのご支援に対するお礼を述べるとともに、この会を共に運営して下さった関西テレビ放送へお礼の言葉を述べました。
第1部は、山中所長がiPS細胞研究のこれまでと、iPS細胞ストックやFOPの治験についてなど最新の研究成果について講演を行い、その後、櫻井英俊准教授(臨床応用研究部門)がiPS細胞を活用した筋ジストロフィーの治療研究について講演しました。

山中所長 講演の様子

櫻井准教授 講演の様子
その後、休憩をはさんで第2部は、関西テレビ放送 村西利恵アナウンサーとのトークセッションでした。「山中所長への10の質問」と題して、プライベートから日々の仕事の話まで、村西アナウンサーから山中所長へ様々な質問が飛びました。その中の1つとして、
「iPS細胞研究とその発展を山登りに例えると、今、何合目ですか」という村西アナウンサーの質問に対して、山中所長は、「まだ5合目地点です。ここから頂上までは、突風が吹いたり、悪天候で前が見えなくなることもあるかもしれません。しかし、目指すゴールは同じ。iPS細胞技術の医療応用です」と答えました。
その後、櫻井准教授も加わり、会場の皆様からの質問にお答えしました。
「国からの資金は十分ありますか。個人でも寄付をしたほうがいいのでしょうか」また、「研究者に必要な資質はなんですか」といった質問がありました。

会場の皆様からの質問に答える櫻井准教授
最後に、関西テレビ放送 宮川慶一専務が「関西から世界へ発信する偉大な研究に、報道機関として協力できることは、大変意義がある」と締めくくりました。
参加者によるアンケートでは、「難病の方のための研究が進んでいることに感動しました」「興味を持ちやすい、明るい雰囲気で聴けてよかったです」「ざっくばらんな対話がおもしろかったです」といった感想をいただきました。iPS細胞研究の今をわかりやすくお伝えする機会となっていたようです。
今後もこのような、一般市民や寄付者とのコミュニケーションの場を作ってまいります。
※当日の様子は、11月19日(日) 関西テレビ放送「カンテレ通信」(午前6:30~7:00)にて放送予定です。ぜひ、ご覧ください。
(番組内容は、変更になることがございます。ご了承くださいませ。)
写真提供:関西テレビ放送