メディア関係の方々を対象とした勉強会を6月13日（月）に開催し、11社22名の方にご参加いただきました。

　 CiRAのメディア対象勉強会は、適切かつ正確な情報発信をめざして、CiRAの研究者と報道関係者との情報交換と信頼関係を構築することを目的に、不定期に開催しています。

　はじめに、国際広報室の和田濵裕之サイエンスコミュニケーターから、iPS細胞研究所の概要やiPS細胞研究に関する概要を説明しました。続いて、4月から主任研究者に着任した未来生命科学開拓部門の岩崎未央講師が、自身の研究テーマである「タンパク質」のこと、タンパク質を網羅的に解析することの難しさを紹介しました。さらに、未来生命科学開拓部門の豊田太郎講師が、糖尿病治療を目指したヒトiPS細胞からの膵島作成についてお話しました。今回は、新しく科学技術や医療分野の担当になった記者にiPS細胞研究に関する基礎的な内容を知っていただくために企画しました。

　参加者からは、「臨床応用に向けた課題や大変さを直接伺えた」「iPS細胞がいろいろな分野で役に立っていることがわかった」などの感想をいただきました。一方で、個々のプロジェクトの進捗を聞きたいといった、より深掘りした内容を求める声もいただきました。

iPS細胞研究について紹介する和田濵サイエンスコミュニケーター

タンパク質の研究について話す岩崎講師

iPS細胞から膵島を作製する研究を紹介する豊田講師

　CiRAでは今後もメディアの方に向けた勉強会など、イベントを開催して参ります。メディア向け勉強会にご興味をお持ちの報道関係者がいらっしゃいましたら、お問い合わせフォームより、お問い合わせください。