9月15日（木）の午後、「iPS細胞を用いたがん免疫再生療法の研究」をテーマにメディア関係の方々を対象とした勉強会を開催し、9社16名の方にご参加いただきました。

　 CiRAのメディア対象勉強会は、適切かつ正確な情報発信をめざして、CiRAの研究者と報道関係者との情報交換と信頼関係を構築することを目的に、不定期に開催しています。

　はじめに、国際広報室の三宅陽子サイエンスコミュニケーターから、本勉強会の趣旨と、再生医療用iPS細胞ストックについて簡単に説明しました。続いて、金子新 副所長・教授（増殖分化機構研究部門）が、自身の研究テーマである「iPS細胞由来免疫細胞の研究」について紹介しました。がんと戦う免疫細胞であるTリンパ球について説明をした後に、iPS細胞から作製した若返ったＴリンパ球を大量に再生し、患者さんへの治療に使えるよう研究を進めていることを述べました。

再生医療用iPS細胞ストックについて説明をする
三宅サイエンスコミュニケーター

iPS細胞を用いた免疫細胞の研究開発について説明する金子教授

記者の質問に答える金子教授

　参加者からは、「とても分かりやすい説明だった」「最先端の治療法開発の状況を知ることができた」などの感想をいただきました。

　CiRAでは今後もメディアの方に向けた勉強会など、イベントを開催して参ります。メディア向け勉強会にご興味をお持ちの報道関係者がいらっしゃいましたら、お問い合わせフォームより、お問い合わせください。