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2022年11月7日

オンラインCiRAツアーで創薬技術開発室を紹介しました

 10月31日(月)に、オンラインでの研究棟見学会「オンラインCiRAツアー」を開催しました。当日はライブ配信・オンデマンド配信合わせて、約650名の方にご視聴いただきました。

 今回は、iPS創薬研究をサポートしている創薬技術開発室を紹介しました。創薬技術開発室では、創薬スクリーニング(多くの治療薬候補化合物の中から病気の治療に有効な可能性のある化合物を選び出す作業)に関して、技術支援や開発を行っています。

 最初に、国際広報室の和田濵裕之サイエンスコミュニケーター(SC)が、iPS細胞をつかった創薬研究について簡単に紹介しました。次に、和田濵SCが、CiRA顧問で創薬技術開発室長の戸口田淳也教授にお話を伺いました。戸口田教授は骨や靭帯等の運動器に関する病気の治療法開発を目指した研究を行っており、「創薬研究にiPS細胞を使うメリット」や「今後のiPS創薬の展開・将来展望」などについて丁寧に説明をしました。

和田濵SC(左)からの質問に答える戸口田教授(右)

 続いて、国際広報室の三宅陽子SCが、創薬技術開発室の実験室を訪問しました。まず、同室の布施広光研究員が、どのような実験を実施しているかについて話し、iPS創薬研究の生産性を向上させるため取り入れられた「自動細胞培養装置」について説明しました。自動細胞培養装置は、大量の細胞を一気に培養することができたり、薬の候補化合物を添加することができたりします。実際に装置を動かしてデモンストレーションをしながら実験の手順を紹介しました。

創薬技術開発室を紹介する三宅SC(左)と布施研究員(右)

自動細胞培養装置について説明をする布施研究員

 最後に、布施研究員が視聴者からの質問に答えました。「どのような病気について研究していますか?」「自動細胞培養装置を使う上で何が一番のリスクですか?地震、停電、火災などに対する対策はどのようなものがありますか?」「iPS細胞から目的の細胞を作るときに多くの時間がかかると聞きました。どのくらいの時間がかかるのでしょうか?」などの質問をいただきました。たくさんの質問をいただき、誠にありがとうございました。

 終了後に行ったアンケートでは、「実際の実験室がよくわかってよかった」「人間ではミスしそうな細かい作業を効率よく、確実に実行してくれる機械が見られて面白かった」などの感想をいただきました。

 当日の様子はCiRAのYouTubeチャンネルで公開しています。下記のリンクよりぜひご覧ください。

今後のイベント情報についてはCiRAの公式SNS(TwitterFacebook)やイベントカレンダーでも紹介しています。

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