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2023年1月20日

京都大学iPS細胞研究財団と共催で一般の方対象のシンポジウムを開催しました

 2022年11月26日(土)、公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団(iPS財団)と共催で、一般の方を対象としたシンポジウム「iPS細胞にできること ~ともにつくる医療の未来~」を京都大学で開催しました。

 当日は、穏やかな天候に恵まれ、約160名の方が会場の京都大学百周年時計台記念館に足を運んで下さいました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、手指の消毒、マスク着用、座席の間隔を十分確保するなど感染対策を取りました。当日は、オンラインでも配信を行い、約190名の方にご覧いただきました。

 今回のシンポジウムは、一般の方にiPS細胞研究の現状と今後の展望についてご理解いただくきっかけとなることを趣旨として開催しました。なお、CiRAがiPS財団とシンポジウムを共催するのは、今回が初めてのことでした。

 CiRAの髙橋淳所長による開会の挨拶で幕を開け、引き続いてiPS細胞の基本からCiRAで取り組む研究の進捗状況について講演しました。iPS細胞の現在と未来というテーマで、iPS細胞の基礎から再生医療への応用のお話、研究所の役割、さらには次世代の細胞治療、iPS細胞による創薬研究について解説しました。

髙橋淳所長

続けて、iPS財団の山中伸弥理事長が、iPS細胞を使った再生医療の実用化をはじめ、iPS財団での取り組みについて講演がありました。医療応用に結びつけるためにどのような課題があり、そのためにiPS財団が担うべき役割とは何かについてわかりやすく説明いただきました。

山中伸弥理事長

 講演後には、CiRAの濵﨑洋子副所長、iPS財団の高須直子理事も参加するトークセッションを設けました。濵﨑研究室の大学院生であるプレテマー・ヤンさんがモデレーターを務め、事前に参加者から寄せられたご質問に登壇者がお答えしました。iPS細胞による細胞移植の安全性についての現状や医療提供体制における多職種の連携の必要性などについて、それぞれの立場からお話しいただきました。トークセッションの後半は、 iPS細胞を用いた再生医療の拠点として、CiRAとiPS財団がどのように研究開発、医療応用に向き合っているのかを伺うことができました。

髙橋淳所長

山中伸弥理事長

濵﨑洋子副所長

高須直子理事

プレテマー・ヤン大学院生

(左から)髙橋淳所長、山中伸弥理事長

(左から)濵﨑洋子副所長、高須直子理事

プレテマー・ヤン大学院生

 参加者からは「CiRA、iPS財団の活動について、非常にわかりやすく丁寧な説明で、よく理解できました」「たくさんの人や企業の方もかかわって再生医療が実用化に近づいていると感じられてとても心強く思いました」といった感想をいただきました。

 今回のシンポジウムの動画は、CiRAおよびiPS財団のYouTubeチャンネルで公開しています。

 また、CiRAでは今後も一般の方に向けたイベントなどを開催して参ります。

 開催スケジュールや過去のイベントについてはイベントカレンダーをご覧ください。

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