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2024年7月19日
髙橋淳教授がメディア向けに研究の流れを紹介する勉強会を開催しました
6月24日(月)に、「iPS細胞を用いたパーキンソン病治療」をテーマに、メディア関係者を対象とした勉強会を開催しました。対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド形式で開催し、13社30名の方にご参加いただきました。
iPS細胞を使った再生医療などの医療応用に関しては、心臓の再生を目指した研究グループが新しい治療法として承認申請をするという報道もあり、iPS細胞を使ったパーキンソン病の医師主導治験について髙橋淳教授にお問い合わせをいただいておりました。メディアの方の注目が高まっていることを受け、勉強会を急遽設定しました。

記者に説明をする髙橋淳教授
今回は髙橋教授がiPS細胞を用いたパーキンソン病治療について、iPS細胞の基本的な知識から、パーキンソン病についての紹介、そして治験に至るまでの研究の流れを大まかに紹介しました(参考:パーキンソン病 研究の流れ 2018年公開)。
2018年から開始した治験では、iPS細胞から作製したドパミン神経前駆細胞を、パーキンソン病の患者さん7名の脳内への移植・経過観察も終了しています。髙橋教授は、現在のところ重篤な有害事象は報告されておらず、データ解析を行い、結果が確定したのちに論文等で発表すると話しました。また、海外への展開として、米国カリフォルニア大学と連携して進めている治験についても紹介しました(CiRAニュース 2023年12月26日)。

スライドを使って説明する様子
参加した記者からは「iPS細胞の基本的な仕組みなど、(中略)あらためてご説明いただくことで頭の中を整理できました」「包括的な経緯、背景を振り返ることができ、非常に勉強になりました」といった感想をいただきました。
CiRAでは今後もメディアの方に向けた勉強会など、イベントを開催して参ります。メディア向け勉強会にご興味をお持ちの報道関係者の方がいらっしゃいましたら、お問い合わせフォームより、お問い合わせください。