ニュース・イベント
News & Events
ニュース・イベント
News & Events
ニュース
News
2025年11月14日
第40回CiRAカフェ「ヒト胚とそのモデル―3人の研究者の視点」
1つの受精卵から私たちヒトが生まれるまでの不思議は、どうしたら研究できるのでしょうか......? 今回のCiRAカフェでは、この問いに科学と倫理の視点からせまります。
受精卵という1つの細胞が分裂しながら、徐々に細胞の種類が増えていき、私たちの体が作られていく「発生」の過程。この最初の時期の細胞の集合体のことを特に「胚」と呼んでいます。
しかし、ヒトの胚は、倫理的な観点から、研究や医療での使用の方法や目的、手続きなどに厳格なルールが設けられています。そうしたなか、近年、iPS細胞などの幹細胞から、私たちの"いのちの始まり"といえる「ヒト胚」と似た「胚モデル」を作ることが可能になってきました。
この技術によって、マウスなどのヒト以外の生物を使った研究では解明できない、ヒトに固有の発生のしくみや、ヒトの病気の正確な知識を得ることにつながるのではないかと期待されています。一方で、生命に近いものを研究に使うことになり抵抗を感じる方もいます。
いま、この幹細胞由来の胚モデルについて、今後の技術の進展により「ヒト胚」と同等の能力をもつ可能性も視野に入れた議論が国内外で進められています。このイベントでは、はじめに「ヒト胚」とその取り扱いについて振り返りながら、新しい「胚モデル」技術が私たちに問いかける、いのちの倫理について考えます。
ヒト胚とそのモデルの研究の「いま」を知り、わたしたちの生命をめぐる研究がどのようにあるべきかの「これから」を一緒に考えませんか。ぜひお気軽にご参加ください。
研究者
阿久津 英憲
国立成育医療研究センター研究所
再生医療センター センター長
ヒト胚やヒト胚から作られるES細胞の研究、オルガノイドの研究をしています。今回のテーマとなる胚モデル研究のルールづくりなど、さまざまな生命倫理に関わる研究の進め方についての議論にも参加してきました。
阿久津 英憲
国立成育医療研究センター研究所
再生医療センター センター長
ヒト胚やヒト胚から作られるES細胞の研究、オルガノイドの研究をしています。今回のテーマとなる胚モデル研究のルールづくりなど、さまざまな生命倫理に関わる研究の進め方についての議論にも参加してきました。
髙島 康弘
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)
未来生命科学開拓部門 教授
ヒトiPS細胞を「ナイーブ化」する技術で、より受精卵に近い、早期の胚モデルを作り、ヒトの発生を研究しています。胚モデル研究の技術とその先に描いている未来像についてご説明します。
髙島 康弘
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)
未来生命科学開拓部門 教授
ヒトiPS細胞を「ナイーブ化」する技術で、より受精卵に近い、早期の胚モデルを作り、ヒトの発生を研究しています。胚モデル研究の技術とその先に描いている未来像についてご説明します。
聞き手
三澤 和樹
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)
国際広報室 サイエンスコミュニケーター
三澤 和樹
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)
国際広報室 サイエンスコミュニケーター
「ヒト胚とそのモデル―3人の研究者の視点」
概要
| 日 時 |
2025年12月7日(日)13:30〜15:30 受付は13:00より開始します。 |
|---|---|
| 場 所 | 京都大学iPS細胞研究所(CiRA)講堂(1階) |
| 対 象 | 一般の方(中高生以上を推奨) |
| 参加費 | 無料 |
| お申し込み | 申し込みの受付は締め切りました。 |
| お問い合わせ |
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)国際広報室 E-mail: cira-pr*cira.kyoto-u.ac.jp (お手数ですがメール送信の際 * を@に変えてください。) |
| 主 催 | 京都大学iPS細胞研究所(CiRA) |
