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2013年2月4日

一般の方対象公開シンポジウム「iPS細胞 再生医学研究の最前線」を開催しました。

1月27日(日)、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と文部科学省再生医療の実現化プロジェクトが主催する一般の方対象シンポジウムが神戸芸術センター(神戸市中央区)で開催されました。当日は雪の影響で電車が遅れるなど、厳しい寒さに見舞われましたが、冬晴れの中、約780名の参加者が会場に足を運びました。また、このイベントはウェブで配信され、約400名の方がご覧になりました。
会場となった神戸芸術センター芸術劇場.png
会場となった神戸芸術センター芸術劇場

CiRAからは、山中伸弥所長と井上治久准教授が講演を行いました。加えて、平成24年度で終わりを迎える再生医療の実現化プロジェクトから、岡野栄之教授(慶應義塾大学)、中内啓光教授(東京大学)、笹井芳樹グループディレクター(理化学研究所発生・再生科学総合研究センター)ら、日本の再生医学を牽引する研究者らが講演し、参加者は熱心にメモを取るなどしながら耳を傾けていました。

プログラムのトップバッターとなった笹井グループディレクターは、細胞の自己組織化を利用した立体的な網膜組織の形成などを紹介し、続いて岡野教授は脊髄損傷に対しての再生医療の取り組みなどを紹介しました。さらに、中内教授は、がんを攻撃するリンパ球(T細胞)からiPS細胞を作製し、細胞の数を増やしてからT細胞へと分化させて生体内に戻し、がん細胞を攻撃させるという新しいがん免疫治療について紹介しました。休憩を挟んで登壇した井上准教授は、筋萎縮性軸索硬化症(ALS)の患者さんからiPS細胞を作製し、神経細胞に分化させることで、細胞レベルで病体を再現し、さらに治療薬を探索する試みについて語りました。山中所長は免疫拒絶反応を起こしにくいiPS細胞を備蓄し、国内外へ提供するためのiPS細胞ストック構想についての現状を紹介しました。

講演に臨む井上准教授.png
講演に臨む山中教授.png
講演に臨む井上准教授(上)、山中教授(下)

シンポジウムの終盤では、参加者から事前に寄せられた質問や会場からの質問に対し、講演者や行政関係者らが回答しました。会場からは、iPS細胞とがん細胞の違いについてやどのようにして目的とする細胞や組織器官を作製する為に必要なたんぱく質などを探すのかといった質問が挙がっていました。

このシンポジウムの講演の動画は、後日、CiRAホームページで公開する予定です。
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