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2018年9月7日

【開催報告】東京・六本木で小学生対象のイベントを開催しました

 8月20日(月)、21日(火)に東京・六本木で、MIRAI SUMMER CAMP 2018(主催:森ビル株式会社)の一環として、ワークショップ「遊んで学ぼう! iPS細胞」を実施しました。 2日間にわたって開催された6回のイベントには、小学校3~6年生約90名が参加しました。

 ワークショップのはじめに、国際広報室サイエンスコミュニケーター(SC)が「細胞とは何だろう」という話をしました。参加者は、私たちの体の中にはいろいろな種類の細胞がたくさんあること、体の細胞から人工的にiPS細胞が作られたこと、そしてiPS細胞は体のあらゆる細胞に「変身」できることを学びました。

SCによるお話を聞いて、細胞について学びました

 お話の後は、お待ちかねのコリントゲーム作りです。このコリントゲームは、iPS細胞がいろいろな体の細胞に「変身」できる性質を遊びながら学べるものです。参加した子どもたちは、ダンボールにきりで穴を開けたり、綿棒をさしていったりするなど地道な作業を行い、40分ほどでコリントゲームを完成させました。そして、iPS細胞に見立てたビー玉がゲームの盤上をころころと転がり様々な細胞になるようすを何度も遊びながら試していました。初めて聞いた細胞もあったようで、「●●細胞になった!」など楽しみながら遊んでいました。

コリントゲームを作って遊びながら、iPS細胞を学びました

 工作の後には金子研究室の入口翔一研究員が、iPS細胞をどのように医療に役立てようと研究しているのか、また、研究者は何をしていて、どんな一日を過ごしているのかをお話ししました。「将来、研究者になりたい」と思っている人も、そうでない人も、興味深そうに話に聞き入っているのが印象的でした。ちょうど、iPS細胞研究についての報道が相次いでいたこともあり、参観された保護者のみなさんも熱心に耳を傾けていました。

入口研究員のお話を聞いて、iPS細胞についてもっとくわしくなりました

 ワークショップでは、本物のヒトiPS細胞やiPS細胞からできた軟骨細胞を観察したり、iPS細胞由来の免疫細胞ががん細胞を退治する動画を見たりしました。夏休み期間中だったこともあり、今回のワークショップを自由研究に活用してくれた参加者もいらっしゃったようです。

ホンモノのiPS細胞を観察したり、研究者に質問をしたりしました

 今後もこのように、多くの方にiPS細胞について知っていただく機会を設けていきたいと思います。CiRAが開催するイベントは、以下のイベントカレンダーにてご確認いただけます。みなさんのご参加をお待ちしております。

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