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2021年6月4日
オンラインCiRAツアーで櫻井研究室を紹介しました
2021年5月31日(月)に、オンラインでの研究棟見学会「オンラインCiRAツアー」を開催しました。平日午後の開催でしたが、当日は約140名の方がCiRAのYouTubeチャンネルから視聴してくださいました。
第一部はiPS細胞やCiRAについて、国際広報室の大内田美沙紀サイエンスコミュニケーターがスライドを交えて紹介しました。第二部では、同じく国際広報室の和田濵裕之サイエンスコミュニケーターが、研究棟内外の様子を撮影した動画に解説を加えて、研究所全体の雰囲気を紹介しました。
参加者からは「iPS細胞は凍結してどのくらいの期間、保存できるのでしょうか?」「iPS細胞を量産化する際の難しいところは何でしょうか? 」「CiRAにはどんな研究支援グループがあるのでしょうか? 」などの質問をいただきました。
第三部では、国際広報室の三宅陽子サイエンスコミュニケーターが、櫻井英俊研究室の培養室の様子をご紹介しました。まず、主任研究者の櫻井英俊准教授が研究室の概要について紹介しました。続いて技術員の後藤萌さんに、細胞培養に必要な培地の調整などについて具体的な作業内容や、普段行っている作業内容、櫻井研の雰囲気について、お話を伺いました。

技術員としての仕事について話す後藤さん
また、櫻井研究室で培養しているiPS細胞や筋肉の細胞を顕微鏡で見ながら細胞の特徴を紹介しました。現在実験で使用している方法では、iPS細胞から筋肉の細胞になるまでにおよそ80日かかると櫻井准教授が話しました。

iPS細胞や筋肉の細胞を培養している様子
参加者からは筋ジストロフィーに対する研究についてたくさん質問をいただき、櫻井准教授が今の状況について一つ一つ回答しました。

質問に回答する櫻井准教授
終了後に行ったアンケートでは、「実際の研究されてる様子を拝見できたり、実用化までにかかる過程のお話など聞けて貴重でした」「研究室の状況も分かり易く説明いただきました。患者との交流をこれから実践いただけましたらと思います」など、温かいコメントをいただきました。
当日の様子はCiRAのYouTubeチャンネルでも一部動画を公開していますので、詳しく知りたい方は以下のURLからご覧ください。
引き続きCiRAではオンラインも含め、イベントを企画してまいります。
今後のイベント情報についてはCiRAの公式SNS(Twitter、Facebook)やイベントカレンダーでも紹介しています。
以下、当日お答えできなかったご質問に対する回答を一部掲載させていただきます。当日は多数ご質問をいただきありがとうございました。

研究室の公用語は英語ですか?

研究所全体では公用語として日本語と英語を使用しています。

固形がんに対するCAR-T療法の研究がしたいです。
そのような領域に対する取り組みはどのくらい盛んでしょうか?

CiRAで行われているCAR-T療法に関連する研究は、以下のような発表をこれまでに行っています。