ニュース・イベント
News & Events

ニュース・イベント
News & Events

Home › ニュース・イベント › ニュース › 2023年 › イベント・セミナー › オンラインCiRAツアーでMahol-A-Baを紹介しました!

ニュース 
News

2023年6月7日

オンラインCiRAツアーでMahol-A-Baを紹介しました!

 5月30日(火)に、オンラインでの研究棟見学会「オンラインCiRAツアー」を開催しました。今回は、CiRAとアステラス製薬株式会社の共同研究(※1)のために設置されたロボットとAI(人工知能)を駆使した細胞創薬プラットフォームMahol-A-Ba(まほらば)を紹介しました。当日のライブ配信・オンデマンド配信を含めると合計391名の方にご覧いただきました。

 CiRAツアーの前半は、国際広報室の三宅陽子サイエンスコミュニケーター(SC)が、「iPS細胞を使って薬をみつける研究とは?」というテーマでスライドを使って説明しました。iPS細胞をつかって病気の細胞を再現し、薬を見つけ出す研究ができることや、創薬技術開発室にMahol-A-Baが設置され、それが創薬研究に役立つことなどを解説しました。

iPS創薬について説明する三宅SC

 続いて、国際広報室 和田濱裕之SCが創薬技術開発室の実験室を訪問し、同室の太田章研究員がMahol-A-Baを紹介しました。まず、Mahol-A-Baが実際に動いているのに合わせて、ロボット部分の2本の腕を使って研究者と同じような細胞培養操作ができることを説明しました。ロボットが冷蔵庫を開けて培養プレートを入れる動作や、細胞が入ったチューブを遠心分離機に入れる動作などを見せていただきました。太田研究員は、このロボットは、昼夜を問わず、同じ動作を繰り返し行うことができ、作業に差を生じさせないところが強みであると述べました。

 さらに、Mahol-A-BaのAIの部分である、実験結果のデータを画像処理する機器についても紹介しました。研究員が行なっていたような仕事、例えば決まった時間に細胞の画像を取得し測定したり、データサーバに画像を貯めて、画像を比較し解析をしたりする作業を、このAI画像解析システムで実施することができます。

Mahol-A-Baについて説明をする太田章研究員

 その後、視聴者からの質問に太田研究員が答えました。「地震が来たらロボットはどうなりますか」、「連続何時間稼働することが可能なのでしょうか」、「導入してロボットにやってもらって良かったこと、人がやった方が良かったことを教えてください」「Mahol-A-Baの操作を修得するのは簡単ですか?」などの質問をいただきました。たくさんの質問をいただきありがとうございました。時間の関係で、すべてにお答えできなかったことを、この場を借りてお詫び申し上げます。

 終了後に行ったアンケートでは、「Mahol-A-Baの導入によってiPS細胞研究の効率が向上することがよく理解できました」、「質疑もたくさん答えられて、いろんな人の疑問と回答が理解できてよかった」「最新のロボットを用いた研究内容を知れて新鮮だった」といった感想をいただきました。

 今後のイベント情報についてはCiRAの公式SNS(TwitterFacebook)やイベントカレンダーでも紹介しています。

go top