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2014年12月16日
iCeMS/CiRAクラスルーム2014「幹細胞研究やってみよう!まずは観察から」を開催しました!
iCeMS(京都大学物質--細胞統合システム拠点)と共同で毎年高校生向けに開催しているiCeMS/CiRAクラスルームは、今年で6回目となります。研究の最も基本となる、「様々な角度から観察する。そして、観察に基づいて考える」ことを体験するプログラムです。昨年に続き、CiRAを会場にして11月29日(土)に2回実施し、各地から80人の高校生が参加しました。
全部で3時間のプログラムの中です。1時間目、生徒たちはすごろくを用いて「発生」「分化」「細胞」の学習をしました。このすごろくはサイエンスアゴラでも紹介したものです。途中「コンタミする」「倫理審査を受けた」など、マス目に書いてあった専門的な用語はビデオで解説を受けながら、研究者の研究生活を垣間見ました。

細胞をコマにして進むすごろく
2時間目は観察の練習を行った後に、実際に顕微鏡を用いてiPS細胞やそこから分化した細胞、拍動する心筋細胞の観察を行いました。3時間目はiPS細胞にまつわるまだ答えの出ていない問いに対して、グループで挑戦しました。

グループで考えている様子
講師の三木健嗣研究員(iCeMS山中グループ/CiRA吉田グループ)と岩崎未央研究員(CiRA中川グループ)が、研究者の代表として高校生からの質問に答え、研究者の生活や考えていることを紹介しました。最後には参加者一人一人に修了証書を手渡し、プログラムは終了しました。

講師の岩崎研究員と三木研究員
参加した高校生からは、「人と意見を交わすことで新たな発見が出来たのもうれしかった」「将来の進路を決めるために参考になった」などの感想を頂きました。皆さんお疲れ様でした。
本実験教室は科学技術振興機構「再生医療実現拠点ネットワークプログラム」および公益財団法人京都大学教育研究振興財団の支援のもとで開催しました。