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2026年10月27日
イベント報告:iPS細胞20周年記念 共催シンポジウム「iPS細胞で実現する医療の歩み」
10月17日(土)、京都大学 百周年時計台記念館 百周年記念ホールにおいて、iPS細胞20周年記念 共催シンポジウム「iPS細胞で実現する医療の歩み」(主催:CiRA、公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団(iPS財団)、京都市)を開催しました。当日は約370名の方々にご来場いただきました。
会場(百周年記念ホール)の様子
本シンポジウムでは、iPS細胞の論文発表から20年という節目の年に、これまでの歩みと研究の現在地、そして社会実装に向けた取り組みについて3つの講演が行われたほか、フリーアナウンサーの有働由美子氏をモデレーターに迎えたトークセッションが開催されました。
最初の講演では、CiRA名誉所長・教授でありiPS財団理事長を務める山中伸弥教授が「iPS細胞論文発表から20年の歩み」と題して登壇しました。2006年のiPS細胞樹立発表からの20年間を振り返り、基礎研究から臨床応用への道のりや、iPS財団における医療用iPS細胞の提供・「my iPS細胞」プロジェクトなど、医療応用を推し進めてきた取り組みと今後の展望について語りました。
iPS細胞の20年を振り返り講演する山中教授
続いて、CiRA所長の江藤浩之教授が「iPS細胞研究の最前線」と題して講演を行いました。CiRAで進められている再生医療以外の研究について、病態解明・創薬研究の最新の成果を紹介するとともに、次世代iPS細胞技術や将来の医療展開に向けた最先端の基礎研究について解説しました。
研究の最前線について講演する江藤教授
3つ目の講演では、シノビ・セラピューティクス株式会社代表取締役の等泰道氏が「iPS細胞技術を使った免疫細胞治療剤の開発」と題して登壇しました。iPS細胞技術を活用した免疫細胞治療剤の開発状況や、アカデミアの研究成果を実際の治療薬として患者さんに届けるための、産業界における挑戦と展望について発表しました。
免疫細胞治療剤の開発について講演する等氏
休憩を挟んで行われたトークセッション「iPS細胞20周年~研究室から世界へ~」では、フリーアナウンサーの有働由美子氏がモデレーターを務めました。登壇者には山中教授のほか、iPS財団細胞調製施設 製造部 部長の一阪朋子氏、CiRA講師の中川誠人氏、CiRA動物実験施設長の沖田圭介氏が参加しました。
トークセッションの様子
モデレーターを務める有働氏
セッションでは、iPS細胞誕生前の山中研究室でのエピソードや、iPS細胞研究を様々な形で支えた当時の登壇者らの活躍について、有働氏の軽妙なファシリテーションのもとで深掘りされました。山中教授は、登壇者一人ひとりの貢献に対し、繰り返し感謝の言葉を述べました。
自身の役割について話す一阪部長
昔の山中研究室について話す中川講師と沖田施設長
その後、京都市の松井孝治市長から閉会のご挨拶をいただき、盛況のうちに閉会しました。会場には最後まで多くの方々が残り、熱心に耳を傾けてくださいました。
閉会の挨拶をする松井市長
参加者アンケートでは、「iPS細胞の研究が及ぼす影響は想像以上に大きなものであることが分かり、まだまだ知らないことが多くあり以前よりも一層興味が出てきました。」「前半は真面目な話、休憩をはさんで後半は裏話トークで、楽しめました。」「先生方の人間性も垣間見えて、楽しい時間を過ごすことができました。」といった感想が寄せられました。
今回のシンポジウムの様子は、一部ご覧いただけるようにする予定です。
公開まで今しばらくお待ちください。
CiRAでは今後も一般の方に向けたイベントなどを開催して参ります。
開催スケジュールや過去のイベントについてはイベントカレンダーをご覧ください。
