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2022年5月2日

新しい主任研究者が着任しました

 5月1日付けで以下のような人事異動がありましたのでご報告いたします。CiRAに新たに4人の主任研究者が着任しました。

 小田裕香子 前京都大学医生物学研究所 助教が、増殖分化機構研究部門の准教授・主任研究者に就任しました。

 下林俊典 前プリンストン大学 JSPS(日本学術振興会)海外特別研究員が、未来生命科学開拓部門の准教授・主任研究者に就任しました。

 河口理紗 前コールドスプリングハーバー研究所 ポストドクトラルフェローが未来生命科学開拓部門の講師・主任研究者に就任しました。

 未来生命科学開拓部門の高橋和利 前特定拠点准教授が同部門の准教授・主任研究者に昇任しました。

 また、臨床応用研究部門の齋藤潤 前准教授が教授に、未来生命科学開拓部門の髙島康弘 前講師が准教授に、臨床応用研究部門の堀田秋津 前講師が准教授にそれぞれ昇任しました。




【小田裕香子准教授のコメント】
私たちは最近、炎症組織で発現誘導され、細胞間の接着を誘導することで上皮組織の修復を担う新規生理活性ペプチドを見つけました。このペプチドとiPS細胞技術を最大限活用し、より機能的な上皮組織の作成と再生医療への応用、およびペプチド創薬開発を目指します。素晴らしい研究環境で精一杯頑張って、成果につなげたいと思います。

【下林俊典准教授のコメント】
私が研究してきた細胞内分子アセンブリに関する物理概念や制御技術とiPS細胞テクノロジーを結び付け、遺伝子発現やリプログラミングといった生命現象のメカニズムを分子レベルから定量的物理的に解明することを目指します。これらの研究を通して今までにない新しい治療法を開発し、CiRAから世界に届けたいと考えています。

【河口理紗講師のコメント】
生物は大量の情報を元に複雑な生命システムを稼働させており、私はその情報を統計・機械学習や情報科学的アプローチによって人間が理解・解釈できる形にすることで、細胞内の制御システムを解き明かすことを目指しています。iPS細胞研究という新たな領域で化学反応を起こせるよう、全力で取り組みたいと思います。

【高橋和利准教授のコメント】
研究所が大きく変わろうとしているこの時期に、主任研究者として参加でき身の引き締まる思いです。未だわからないことが多いタンパク質の翻訳や機能性RNAの働きに焦点を当て、多能性幹細胞の性質を深く理解するためのミッシングピースを探します。恵まれた環境を活かしてどんどん新しいことに挑戦したいと思います。

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