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Home › もっと知るiPS細胞 › よくある質問 › iPS細胞とは?

iPS細胞とは? 
What are iPS cells?

CiRAの特許情報について

2021年1月現在の関連情報を元に回答しています。


Q

京都大学で所有しているiPS細胞に関する知的財産にはどのようなものがありますか?

A

京都大学は、日本、米国、欧州等でiPS細胞に関する基本特許を取得しています。 詳細についてはCiRAの知的財産をご参照ください。

Q

日本および海外で成立した特許の権利期間はどのくらいあるのですか?

A

基本特許は、出願日である2006年12月6日から20年間です。

Q

海外で成立した基本特許も日本で成立した特許と同じ内容ですか?

A

内容はほぼ同じですが、各国の特許庁で独自の審査を受けますので、若干の違いはあります。

Q

海外のどの国で特許を出願していますか?

A

インド、エジプト、欧州、オーストラリア、カナダ、韓国、中国、メキシコ、ニュージーランド、ブラジル、米国などで特許を出願しています。

Q

欧州とはどの国ですか?

A

31カ国の有効な国から京都大学が選択した17カ国で特許権が設定されています。17カ国にはイギリス、フランス、ドイツなどの主要国が含まれています。

Q

欧州および米国で成立した特許の権利範囲を教えてください。

A

京都大学は、3件の基本特許を欧州で、4件の基本特許を米国で成立させています。詳細はCiRAの知的財産をご参照ください。

Q

京都大学のiPS細胞関連特許は、どのように管理されていますか?

A

京都大学のiPS関連特許は、CiRAからの委託先である公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団が中心となり、京都大学産官学連携本部との協力体制のもと、同財団が出願、権利化、管理業務を行い、iPSアカデミアジャパン株式会社が第三者へのライセンス業務を行っています。

Q

京都大学はどのようなiPS細胞関連特許の取得戦略を立てていますか?

A

CiRAを中心として、京都大学では、iPS細胞研究の成果をより多くの人々が享受できるように特許戦略を考えています。 今後も、医療応用に重要な特許権を取得するため、iPS細胞の作製方法という基本特許に加え、細胞の品質評価方法、分化誘導方法、細胞調製法や創薬スクリーニングなど、周辺技術に関する特許についても積極的に取得を目指しています。 これらの特許技術の種類に合わせて最も有用に取り扱われるように企業にライセンス許諾することも検討しています。

Q

京都大学の特許ライセンスを受けるにはどのようにすればいいのですか?

A

iPSアカデミアジャパン株式会社は、医療・医薬の開発とその事業化を目指す企業に対して、京都大学が保有するiPS細胞技術に関する特許権をライセンスする業務を行っておりますので、iPSアカデミアジャパンへご連絡をお願いいたします。

Q

京都大学の他に、iPS細胞関連の特許を取得している機関はありますか?

A

京都大学以外にも、多数の研究機関がiPS細胞関連特許を出願しており、一部の機関については特許権を取得済みです。

Q

京都大学がiPS細胞関連技術の特許を取得することで、他の研究機関にどのような影響を与えると考えられますか?

A

京都大学がiPS細胞関連特許を取得することで、国内外の営利団体のライセンス独占を防ぎ、適正かつ合理的なライセンス料でiPS細胞技術を広く社会に提供することが出来ます。 また、非営利研究機関につきましては、京都大学が単独で保有するiPS細胞に関する特許技術は、無償でご利用頂けることをお約束いたします。

Q

海外の企業や研究機関がiPS細胞関連特許を独占すると、将来日本でiPS細胞技術を用いた医療や創薬が一般的に使用できるようになった時に、医療費の高騰につながるのですか?

A

海外の企業や研究機関がiPS細胞関連特許を独占することにより、医療費が高騰する可能性はあります。 日本国内の医療費は、日本政府の政策に左右されるため、適正かつ合理的な価格でiPS細胞治療が受けられるような政策が必要です。

Q

京都大学の特許や特許制度などに関する情報はどこで得られますか?

A

下記のホームページをご覧ください。

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